ももだよりMomo dayori

生産者

桃井あい農園

桃井あい農園 桃井孝則さん

 

若き力で切り拓く伊達市の桃づくり

福島県伊達市で桃とぶどうを育てる桃井孝則さんは、25歳の若手農家です。幼い頃から果樹に囲まれ、畑で遊びながら自然と農業に親しんできました。実家では兄が家業を継ぐことになったため、自分は独立して新しい農園を立ち上げる道を選びました。「栽培や販売を通して、農業の楽しさを伝えたい。そして少しでも興味を持ってくれる人を増やしたい」という思いが、その決断の原動力になったといいます。

 

多品種栽培で楽しむ旬の味わい

桃井さんが育てるのは、福島の桃を代表する「あかつき」をはじめ、6月下旬から9月中旬まで楽しめる8品種です。早生品種から晩生品種まで揃え、なかなか市場に出回らない希少品種も栽培しています。そのため、旬ごとに違う味わいや香りを楽しめるのが魅力です。さらに、昼夜の寒暖差という伊達市ならではの気候を活かし、甘く質の高い桃を目指しています。ぶどう栽培でも、県内でも数件しか導入していない最新技術を取り入れ、品質の安定化に取り組んでいます。

 

課題を乗り越え、新しい販路へ

独立当初は、機械や資材にかかる数千万円規模の投資や、気候変動による収穫時期のずれ、品質の不安定さなど、多くの課題がありました。さらに、地域の販売ルートに出荷するだけでは価格が安定せず、規格外品の扱いにも苦労しました。こうした状況を乗り越えるため、桃井さんは販路の拡大にも力を入れています。現在はふるさと納税を通じて全国に桃を届け、来年からはオンラインショップでの直接販売も予定しています。「伊達市の桃をもっと多くの人に知ってもらいたい」という思いが、日々の挑戦の原動力となっています。

 

伊達市の果樹産地を守る思い

桃井さんは、伊達市や福島県の果樹産地を守り、次世代に繋ぐことも大切にしています。「後継者不足が問題となる中、20代の若手農家として地域を盛り上げたい」と語るその姿勢には、強い使命感が感じられます。お客様に安心で美味しい果物を届けるため、日々工夫を重ねながら、地域に愛される農園を目指す桃井さんの取り組みは、伊達市の農業の未来を支えています。

 

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