ももだよりMomo dayori

2024/08/26

遠藤果樹園

3回目の農業への挑戦

家族で果樹園を営む遠藤貴則さん。遠藤果樹園では、あかつきをはじめ、暁星、夏っこ、川中島、くにか、さくら白桃などの品種を栽培しています。

貴則さんが桃の栽培を始めて6〜7年ですが、実は3度目の挑戦。過去の挑戦では続けることが出来ず他の仕事も経験。結婚し子供が出来てから腰を据えて農業をしようと決めたそう。家族が増えたことで今は本気で農業と向き合っています。

 

桃畑を残したいという思い

そんな決心の元には、実家が好きでこの場所を守っていきたいという思いがありました。果樹園の畑のほとんどが家を取り囲むようにあり、玄関を開けると目の前に広がる桃畑。こんな環境はなかなかなく、「この景色が好きで無くしたくなかった。家も含めて地元が好き。」と話す貴則さん。

 

桃を育てる難しさ

桃は頑張れば頑張った分すべて結果に返ってきますが、毎年気候などの状況が違う中で判断するのが怖いと感じることもあるといいます。

「1年を通してやることが多く、品質や収穫量のために手をかけることが必要で、もっと頑張れば、という思いは毎回あります。人手が限られている中で、先輩である父親の技術や経験で回っているところが正直あって、経験を積まないと難しいことはわかっていますが、全部自分で把握できるようになれればと思っています。」

 

目指すのは「いい桃を作ること」

本気で取り組んで桃を育てる大変さを体験してからは、桃を売ることがいかに大変か身に染みて感じたそう。だから桃は高価なものであって欲しいという気持ちもある反面、いい桃を作って全体の底上げが出来れば、極端に価値をあげなくても需要は増えるのではないかと話す貴則さん。「いい桃を作る」そのために、日々桃づくりに力を注いでいます。

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