ももだよりMomo dayori

2022/08/04

伊達農園

異業種から桃農家へ

伊達市箱崎地区(旧伊達町)は阿武隈川流域に位置し、春には愛宕山から見下ろす箱崎・伏黒地区には、桃やりんごなど鮮やかな濃いピンク色の花が咲き広がり、さながら桃源郷の景色です。
箱崎地区にある伊達農園は、桃をメインにさくらんぼ、洋なしを生産する果樹農園です。
小野大樹さんは、奥様のご両親と共に伊達農園を営んでいます。
以前は印刷業で会社員として働いていましたが、結婚をきっかけに桃の栽培に関わるようになり、農業をやりたいと比重が大きくなった2011年に専業になりました。

農業で枠が広がる

「農業は6次化も副業も出来る。自由にできる分枠が広がった。」と話す小野さん。
ゼネラルレクラークを100%使った「西洋梨ジュース」や、福島路ビールとタッグを組み作られた伊達産サンふじリンゴの「ココノシードル」など、6次化を進めています。パッケージは小野さんが手がけていて、前職の経験を活かして新しい試みにも取り組んでいます。

果樹苗生産・果樹農家として

伊達市で80年以上、果樹苗木生産をしている伊達農園では果樹種苗管理士の資格を持ち農家さんへの桃を中心とした苗木販売、
桃の生産は「暁星」「あかつき」がメインで、今は珍しくなった貴重な「天津水蜜桃」など約10種類を栽培しています。

農家としてのこれから

「農業に関しては、自分なりの考えも持ちたいけれど1人ではまだまだ。お義父さんの苗作りの技術や育て方を学びつつ、今後どうやってくか考えながら、お客さんに美味しいと言ってもらえるような果物を作るのが一番の目標。」と話す小野さん。
農家、種苗生産者、農業から6次化へ、枠を広げた小野さんのチャレンジは続きます。

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