ももだよりMomo dayori

2022/07/20

菅野農園

霊山の地で代々つづく

伊達市霊山町は、阿武隈山地の北側に位置し、町の東側には国史跡名勝でうつくしま百名山のひとつでもある名峰 霊山がそびえます。歴史文化が残る、山々に囲まれた緑豊かな環境です。
菅野農園は、霊山町で代々農園を営んでおり、菅野 崇明さんは、その跡を継いで13年目。
菅野さんの祖父の代にはりんごの栽培を始め、桃はその前から始まっていました。
現在は、桃のほか、りんご、さくらんぼを手掛けています。

様々な桃を楽しんでもらうため

「それぞれの味や香りを楽しんでもらいたい」という想いから、品種は様々なものを作っています。例えば、8月はなめらかで果肉が緻密な「白麗(はくれい)」、9月には固めで果汁甘さが多い「幸茜(さちあかね)」などがあります。数が少ない品種もありますが、それぞれに特徴があるので食べ比べてもらいたいです。

日々果樹と向き合う

果樹を栽培するうえで大事にしているのは、植物の状態を見て細かい管理をすること。
果樹一本一本を丁寧に観察し、枝の伸び具合や葉の大きさ、状態などに応じて肥料の量を調節するなど、天候や生育に即したきめ細かな管理を行っています。
菅野さんは、まだお若い30代ですが、農業を始めて13年。
13年農業をしていても、年によって天候も木の状況も違うので、分かり合えない事も多いといいます。それでもこの仕事が好きという想いから、日々果樹と向き合います。

伊達の桃を沢山の人へ

「これからもこれまでと同じように変わらず続けていきますが、世の中の流れは常に変わっていきます。それに合わせて自分も変化していきたい。」と話す菅野さん。そのために、ふるさと納税の返礼品への出品やWEBでの販売など、色々な販売形態にトライしていきたいと考えています。また将来的には福島の桃、伊達の桃が沢山の人に知られるように、輸出をすることが夢だそうです。
福島・伊達の桃が世界中の人から知られるようになる日が待ち遠しいですね。

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