ふくしまの桃の商品化

JAふくしま未来が商品開発・販売している桃のジュース「桃の恵み」「伊達の蜜桃」「黄金桃サイダー」。福島県内と近隣県の一部のサービスエリアで取り扱いがあるという人気の高さ。特に「桃の恵み」は、年間3万ケースを売り上げる主力商品。開発秘話から人気になるまでのお話までを、JAふくしま未来産直担当の引地さんに伺いました。

誕生の発端は20年ほど前で、「いかにフレッシュなジュースを作るか」を目標に開発をスタート。山形食品株式会社へ製造を依頼し、その時に「さらっとした味わい」にこだわり、桃100%のジュースを商品化、2005年に「桃の恵み」の販売を開始しました。

さらっとして甘すぎず、桃そのものを食べているような味わいの「桃の恵み」ですが、販売当初は売り上げが伸びなかったそうです。というのも、当時は販売店が少なくその美味しさが認知されていませんでした。そこから空港やサービスエリアとの販路ができたことにより、今までになかった桃のジュースと評判を呼び、楽天の桃ジュースランキングでは1位を獲得など、今の人気に繋がっていきました。

その後「伊達の蜜桃」「黄金桃サイダー」が登場し、こちらも人気商品となりました。「伊達の蜜桃」は、福島県の品種「あかつき」のなかでも「伊達の蜜桃」と呼ばれる伊達地区のブランド桃をしぼった贅沢なジュース。「黄金桃サイダー」は伊達地区で栽培された黄色い桃『黄金桃』果汁を使用し、さわやかな香りと黄金桃のほどよい甘さが炭酸と軽さとマッチして、スッキリとした味わい。数量限定の商品もありますが年間を通じて手に入るので、1年中桃を楽しみたい方におすすめです。

生産量や出荷量は全国2位ですが、一世帯あたり桃の購入額はダントツの1位と、地元の人もその美味しさを認めている福島の桃。2023年からJAふくしま未来では、7月13日と26日、8月8日の3日間を「ふくしま桃の日」に制定しました。福島の桃の美味しさを知ってもらう機会が増えニーズが高まることで、市場価値が見直されることを目下の目標にJAふくしま未来の取組みは続いていきます。

伊達市のふるさと納税返礼品にもなっています。
『桃の恵み』の返礼品ページはこちら