農家さんが農作物を作り、スーパーなどの小売店で販売されるまでの間に、
                    
                    収穫して運ばれてきた野菜や果物を、「大きさ・色・形」ごとに人や機械によって選別し、仕分け、箱詰めされた農作物を各地の市場へ送り出す場所です。
                
                
                    桃の生産が盛んな伊達市の共選場では、どのように桃が出荷されていくのでしょうか。
                    
                    美味しい桃が食卓に届くまでのストーリーをお楽しみください。
                    
                    ※通常共選場の見学はできません。JAふくしま未来 東部広域共選場の協力の元、特別に許可を得て取材をしています。
                
                
                
                    
                        この時期は、共選場のほとんどが桃一色です。朝6時から搬入が始まり、お昼頃まで続きます。
                        
                        農家さんが次々と桃を持って来ると、あっという間にコンテナが山積みに。そこから品種ごとに振り分け、選別するレーンへ進みます。
                    
                        「選果」にはいくつかの工程があります。
                        
                        品種ごとに運ばれた桃は、最初にひとつひとつ目視で確認をします。
                        
                        ここで「モモの形や、傷がないか」を確認し、バケットへ乗せ次のレーンへ流します。
                    
                    
                        次に、桃の品質を瞬時に測定できる機械に通して「大きさ・色・甘さ」を測定。
                        
                        ここで測定された桃は、各等階級ごとに分けられ箱詰めのレーンへ流されます。
                    
                    よく目にする「光センサー」も、この工程で使われている技術で、
                        
                        こうした機械に通すことで安定した品質の桃を市場に出荷することが出来ます。
                        ずらりと敷き詰められた桃の箱と箱詰めのライン。
                        
                        ここでは品種・等級・階級ごとに振り分けられた桃に、フルーツキャップを被せ丁寧に箱詰めを行います。
                    
                    
                    
                        箱詰めされた桃は、緩衝材を入れ梱包のレーンへ。
                        
                        梱包の工程は機械で行われます。
                    
                    桃の最盛期に、共選場で働く人は200人!
                        梱包された桃の箱は、出荷先の地域ごとに振り分けられます。
                        
                        伊達市の桃は関東の市場を中心に約30%は首都圏へ、その他県内や東北の市場などに送られます。
                    
                    
                    こうして出荷された桃は、翌日には各地の市場へ、その後店頭へ並び、手に取ることが出来るようになります。
農産物直売所、道の駅へは、共選場から直接出荷されることもあります。